サルコペニア対策には、食事と運動があります。
この回では、食事について紹介します。
サルコペニア予防の食事
筋肉の低下を防ぐため、タンパク質は必須の栄養素です。
高齢者に必要なタンパク質量の目安はどのくらいでしょうか?
吸収能力が落ちている高齢者のタンパク質摂取量は、一般の人より少し多めの体重1kgあたり1.2gを目安にしましょう。
体の状態や持病の有無によっても変わりますが、若者より吸収能力が落ちているため、筋肉量の維持のためです。
高齢者には、どのような味付けが好まれますか?
しっかりと味付けされた料理がいいですね。和食が好まれるイメージですが、意外と洋食好きの人も多いですよ。
高血圧などの疾患がある方は、減塩醤油やだし割醤油などを利用しましょう。
高齢者が食べやすい食事は、どのような工夫が必要ですか?
噛む力や飲み込みむ力が低下してくると、柔らかく飲み込みやすいものが好まれます。あんかけにしてとろみをつけたり、酵素で食材を柔らかくするなど工夫しましょう。
肉よりも魚料理の方が柔らかく仕上がります。
最近の研究
最近の研究で、朝食、昼食、夕食のタンパク質摂取のバランスは、朝にたくさん摂取して運動した方が筋肉がつきやすいと報告されました。
朝のタンパク質摂取は、たくさん摂り一日をスタートさせましょう。
まとめ
- □タンパク質は体重当たり1.2g
- □高齢者の料理の味付けはしっかりと
- 高齢者の食べやすい料理 あんかけ、酵素で柔らかく、魚が柔らかく調理しやすい
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