サルコペニアの簡易診断
地域によって異なる診断方法がありますが、下は、国立長寿医療研究センターの「老化に関する長期横断疫学研究」が日本人用に作成したものです。
□65歳以上の男女→
普通歩行速度1m/秒未満、もしくは握力が男性25㎏未満、女性20㎏未満→
BMI18.5未満、もしくは下腿囲30㎝未満→
→サルコペニア
下腿囲とは、ふくらはぎの1番大きい場所の大きさです。
下腿周囲長は全身の筋肉量を図る指標として有効かつ簡便に測定することができます。輪っかテストと呼ばれる自分の手で輪っかを作り、ふくらはぎの大きさを見るテストもあります。
✳︎普通歩行速度 1m/秒は、横断歩道を青のうちにわたり切れるくらいの速度です。
BMIの計算方法
BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
例) ※体重45kg 身長155㎝なら45÷1.55×1.55=18.75
フレイルの評価基準
1.半年で2~3kg以上の体重減少があった。
2.この2週間でわけもなく疲れた感じがある
3.散歩などの運動を週1回以上していない
4.以前に比べて歩く速度が遅くなってきた(信号が青で渡り切れない)
5.聞き手の握力が男性26kg未満、女性18kg未満(ペットボトルのキャップが明けにくい)
上記項目のうち、3つ以上あてはまれば、フレイル、1~2ならプレフレイルとなります。
第3回は、サルコペニア、フレイル予防について紹介します。
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